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京都で開催された国民体育大会
 国民体育大会は、第2次世界大戦の敗戦でうちひしがれた我国を奮い起こす気力の高揚を願い、大日本体育会(公益財団法人日本体育協会の前身)が企画して国民の体育大会として発足したものである。その趣旨とするところは、広く国民の間にスポーツを振興してその普及発達とアマチュアスポーツ精神の高揚を図り、併せて国民の健康を増進し、その生活を明朗にしようとするものであった。
 昭和21年11月秋季大会を京都市を中心に近畿一円において、食糧を片手にさげた5,622人の選手・役員が参加して行われ、スポーツ振興とともに新しい日本の建設に寄与すべくその第一歩を第1回大会として力強く踏み出した。
 京都府においては陸上競技(西京極競技場)軟式野球(西京極野球場他)軟式庭球(西京極コート)重量挙(円山音楽堂)馬術(長岡競馬場)等の競技を開催した。
 以後、全国を一巡し、昭和63年に国体発祥の地京都府において「京都国体」をテーマに「新しい歴史に向かって走ろう」のスローガンのもと、二巡目初回大会として第43回大会を開催した。
 夏季大会は9月4日から4日間、京都府下4市2町で5競技に5,180名が参加。秋季大会は10月15日から6日間京都府下34市町村で33競技(公開2)が行われ20,431名が参加した。
 本大会では、“より開かれた国体”“親しみやすい国体”を目指し、デモンストレーション行事の実施・成年2部制の導入・中学生の参加や総合成績採点方法の簡略化が図られるなど、さまざまな改革がなされ、二巡目以降の国体の指針として全国から注目を浴びた。
 また、「すっきり」した大会のイメージをより鮮明にするために提唱したキャッチフレーズ「スリム国体」(みなおし・みんなで・まごころで)のもと、大会運営の見直しを図るとともに、協賛事業の積極的な展開や演技出演者等の公募・都市交通網を利用した選手団の輸送など、都市型国体としての新しい試みを随所に取り入れ、京都にふさわしい大会として運営を行った。
 一方、ソウルオリンピックの余勢を受け、国体史上初めて観客に徹夜組が出るなどまれに見る応援フィーバーが巻き起こる中、260万府民の熱い声援を受けた京都府勢は、新採点方式のもとに念願の天皇杯・皇后杯を獲得し、「さわやかな総合優勝」を成し遂げた。 なお、本大会は元号が昭和から平成へ移り変わったことにより、くしくも昭和最後を飾る大会となった。
・国民体育大会50年のあゆみ
・第43回国民体育大会報告書
・京都府体育協会50年史より

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